産業科学館だより

山形県産業科学館 公式ブログ

ライントレースロボットの製作&プログラミング講習会(夏)


縮小ピコリン こんにちは、ピコリンです。

 

 ライントレースロボットの製作とプログラミング講習会が2回にわたり開催

されました。やまがたメイカーズネットワーク(YMN)による人気のロボット

教室です♪  ロボットをつくり、プログラミングをおぼえて、指定したとおり

にロボットを動かせるようになる夏期教室です。

 

 

 ロボットを製作することで課題解決型教育を推進しようという、「ものづく

り」の教室です。ライントレースロボットとは、床に引かれたラインのコース

を自走で走行させて、その走行時間を競うロボットのことです。全国大会が毎

年開催されており、「ものづくり」のすきな小中学生たちが、たくさんチャレ

ンジしています!

 

 

 

 ライントレースロボットの製作を通して、モーターやセンサーなどの制御の

学習ができます。ハンダ付けをやり、電子部品やボディの部品を組み立てなが

ら、ロボットの基礎としくみを遊びながら学ぶことができます。

 

 

 参加した5組の小学生と保護者は、講師からライントレースロボットのしく

みを聞いてから製作をはじめました。YMNの講師・スタッフと地元の5名の工

業高校生が、それぞれの子どもたちに付いて、手作業のコツやムズカシイとこ

ろを教えてくれました。

 

 

 1日目の7月31日(日)は、ライントレースロボットの知識を得てから、

ロボットを組み立てました、2日目の8月7日(日)は、ロボットのプログラ

ミンングを学んでから、いよいよ完成したロボットの試走です。じっさいに練

習コースをつくって走らせてみました。

 

 

 

 うまくいかなかったらプログラムを修正。また走らせては修正と、部品を調

整しながら何度もくりかえしのチャレンジでした。こうして子どもたちは失敗

のハードルをこえて、自作のロボットはコースを走り切ることができました。

 2日間参加した親子は、ロボットの製作をいっしょに体験してみて、「もの

づくり」の感動を、しっかりと味わうことができましたね♪

 

 

 

 ライントレースロボット製作とプログラミング講習会は、第二弾として

(冬)に開催予定です。イベント情報に注目しておいてくださいね♪

 

 


夏休みだ! 自由研究相談で探求力アップ!!


縮小チェリリン こんにちは、チェリリンです。

 

今年も暑い夏がやってきました! 産業科学館では毎年恒例となった「夏休み

自由研究相談」がスタート。この取りくみは、「たんけん科学ランド相談員」

による小中学生向けの研究支援を目的としています。

 

 

「納豆菌や乳酸菌の繁殖力の研究」など、2年継続したテーマにしようという

児童や、毎年のように相談しにくる児童や生徒がいることもあり、真剣なまな

ざしで相談員の説明を聞いていました。

 

 

 

 

教材や見本となるものを具体的に見せられることで、イメージをつかめたよう

です。相談員からのアドバイスに強くうなずきながら、メモしている姿が見ら

れました。

 

 

 

「雲をつくりたい」「簡易顕微鏡をつかった観察をしたい」「10円玉の汚れを

おとす方法を実験で知りたい」「揚力の研究をしたい」など、身近な生活体験

から興味を引き出してくれたようです♪

 

 

 

7名の相談員が交代で子どもたちの相談にのりました。テーマのアドバイスや

研究実験の方法、研究のまとめ方を、ていねいに説明してくれましたね♪

開催日は7月26日(火)、28日(木)、8月3日(水)、6日(土)、9日

(火)、11日(土・祝)の計6回。参加者は小学生が18名、中学生が2名で、

計20名となりました。

 

 

真夏日が毎日つずく暑さのなかでしたが、とても充実した時間をすごすことが

できました。子どもたちはその後の研究の手ごたえを感じてくれたようです♪

 

 


7月のワークショップ


縮小チェリリン こんにちは、チェリリンです。

 

心待ちにしていた夏休みが、いよいよ間近になってきた7月。今月のワークシ

ョップは、金曜日、土曜日の合計8回が開催されました。

 

「舞クラゲ」「くるりん☆カップ」「ソーマトロープ」「牛乳パックDEぶんぶ

んコマ」「ぶんぶんゼミ」と、夏らしい5種類が用意されました。

 

クラゲとセミは夏の「生きもの風物詩」といってもいいくらい! 

ふわりふわり、くるりん、ぶんぶんと音を連れてきてくれる5つのテーマ。

夏の理科工作を、親子で仲よく楽しんでいました♪

 

◆ 7月2(土) 「舞クラゲ」

  

 

 

◆ 7月8日(金)・16日(土) 「くるりん☆カップ」

  

 

 

◆ 7月9日(土) 「ソーマトロープ」

 

 

 

◆ 7月15日(金)・23日(土)「牛乳パックDEぶんぶんコマ」

 

 

 

◆ 7月22(金)・29日(金) 「ぶんぶんゼミ」

 

 

😉 **************************************************************** 🙂

 

7月に開催された8回のワークショップに参加された親子や家族の皆さんは、

合わせると、36組の111名となりました。

 

8月のワークショップは、合計6回が開かれる計画です。

開催日は、5日(金)、12日(金)、19日(金)、20日(土)、26日(金)

、27(土)です。

 

時間はこれまでどおり、午前が10:30から12:00、午後が13:00から

14:30で、30分ごとの開催となります。

 


2022 青少年のための「科学の祭典 in 山形」


縮小ピコリン こんにちは、ピコリンです。

 

子どもたちが待ちに待った7月30日(土)、霞城セントラルと山形県産業科学

館において、2022 青少年のための「科学の祭典 in 山形」が開催されました。

夏休みに入ってから、7月の末におこなわれるのは、3年ぶりとなります。

 

   

 

小中学生を対象に ”色々な科学実験や工作を体験しよう!”と、高校や大学、企

業や各種の団体が参加して毎年おこなわれてきました。

今年は予定していた会場のつごうで、2回に分けて開催されることになり、今

回はその1回目の祭典です。

 

 

霞城セントラルの1階アトリウムでは、8ブースが設置されました。スライ

ム、入浴剤、凧(たこ)などをつくったり、水や二重振り子の実験をしたり、

クラゲの観察をしたりと、科学と触れあうことができました。

 

 

アトリウムの大型ビジョン前では、大人気の「サイエンスショー」がおこなわ

れました。講師は昨年も大好評だった吉岡亜紀子先生です。

今年のテーマは、「おどる!はねる!磁石であそぼう!」と「ふしぎなステン

ドグラス」の2つ。科学のふしぎさを、実験と工作により、おおいに楽しんで

学ぶことができました!

 

 

 

  

 

山形県産業科学館の2階には、5つのブースが設けられました。光のスペクト

ルと色の観察、水が状態変化する実験、キュービックパズルやスライムの製

作、それに砂や礫(れき)から太古の地球の化石を探したりと、バラエティい

っぱいのテーマをあじわうことができました。

 

  

  

 

感染対策をとりながらの開催でしたが、大ぜいの子どもたちや家族連れが参加

して、参加者数は延べ1,666人となりました。

夏の暑さを吹き飛ばすような、科学の体験づくしの一日、久しぶりに楽しむこ

とができましたね♪

 

 


未来の目標・SDGs 高校生の取りくみ「米沢工業高校のベンチ」


縮小ゆめりん こんにちは、ゆめりんです ¨  ˜・… ☆

 

未来の目標・SDGsの第三弾では、高校生が取りくんだ ”ものづくり”「米沢工

業高校のベンチ」を紹介しました。

7月14日(木)に披露してから8月31日(水)まで。4階フロアにおいて公開

することができました♪

 

 

ふだん、私たちが身近に感じていて、どこにでもありそうなベンチ。

高校生たちが2つのベンチを製作することで見えてきた”ものづくり”の意義に

ついて、SDGsをとおしてかんがえてみました。

 

 

6枚のパネルには、ベンチがSDGsの7つのゴールにあてはまることが解説し

てあります。ベンチにかかわるあらゆる活動は、人の健康と福祉、質の高い教

育に貢献できます。そして、つくる責任・つかう責任、さらに地球環境にまで

及んでいます。

 

材料の調達・加工・運搬から、ベンチが製品として届けられ、お客様が座るま

でには一つのストーリーがあります。これらのプロセスは、すべてパートナー

シップにより成しとげられていました!

 

 

 

製作者は米沢工業高校・建設環境類・建築コースの生徒たちです。これまで、

技能五輪全国大会・建築大工の職種に、山形県代表として何人も出場している

そうです。高校生たちが引き継いできたこのスゴ技を、このベンチの製作で発

揮してくれました。

 

 

 

 

使われた材料は、米沢市にある「上杉家御廟所」で育った長い年季の入ってい

る杉の大木。県民のために役立てようと、このベンチに活用されました。

 

ベンチに座っていかに安らぎを感じてもらえるか、こうかんがえる作り手の”も

のづくり”。細部のいたるところまで、ていねいに紙やすりがかけられていて、

ウレタン塗装をとおして、柔らかさと優しさが伝わってきます!

高校生たちが作ったベンチは、人間の安らぎから都市の快適な生活、そして地

球環境のことまで、SDGsをとおして想像をはばたかせることができました。

 

SDGsはできることからやってみよう! 

2台のベンチは皆さんに知ってもらおうと、現在も展示中です。

ぜひ体感してみてくださいね♪